アネモネの黒は怖い!神話の裏に隠された秘密とは?

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春の花
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鮮やかな色合いで存在感のあるアネモネ。

花名はギリシャ語で”風”という意味ですが、これは春の風が吹き始める時期に咲くことが由来しています。

“ギリシャ”と聞くと多くの方が神話を思い浮かべると思いますが、アネモネにもギリシャ神話にまつわる怖い都市伝説があったのです。

アネモネは何科?開花時期はいつ?

  • 分類︰キンポウゲ科イチリンソウ属
  • 原産地︰南ヨーロッパ、地中海沿岸
  • 別名︰ボタンイチゲ、ハナイチゲ、ベニバナオキナグサ
  • 開花時期︰ 3〜5月

アネモネは秋植え球根、加えて地中海原産なので、日本の夏は苦手。できる限り風通しの良いところに地植えするのが理想的です。

冬は暖かく湿り気味に管理し、開花期は病気の発生に気をつけましょう。

アネモネは初心者でも育てやすい品種なのですが、それでも『芽が出ない』『失敗した』という意見をよく見かけます。

そういった方の大半は、アネモネを植え付ける段階で失敗していますので、まずは下記にご紹介する、アネモネの植え付け方法について、今一度しっかりと確認していきましょう。

アネモネの植え付けで失敗する理由は、逆向きに植えているから

アネモネを植え付ける際に多くの人がやりがちなのが、球根を逆向きに植え付けていることです。

アネモネの球根は特殊で、普通の球根とは逆に、尖ったほうが下を向くように植え付けます。紛らわしいのですが、白く細い毛に覆われた芽のあるほうが上で、尖ったほうは下なのです。

栄養系球根(吹詰咲き)の場合、下部に芽はありませんので、しっかりと目視で確認してから植え付けるように注意しましょう。

植え付け場所は風通しが良く、水はけの良い場所を好みます。球根を植える深さは、関東圏では3センチの土が被さる程度、寒冷地では7〜8センチが丁度よいとされています。

あまり深く植えすぎると、芽の数や花立ちが少なくなりますので気をつけて下さい。

アネモネの花言葉。希望から怖いものまで。

  • 赤︰君を愛する
  • 白︰希望、期待
  • 青紫︰あなたを待っています
  • オレンジ:なし

アネモネには、春を待ってから咲き始めることから、希望や期待の意味が込められた花言葉が付けられています。

しかし一方で、こんな怖い花言葉もあります。
アネモネの怖い花言葉は『見放された』『見捨てられた』『薄れゆく希望』などなど。
こう聞くと、希望の花なのか、はたまた絶望の花なのか。なんだか怖い印象ですよね。

これらの怖い花言葉はアネモネの色に関係なく付いているので、プレゼントに贈る際は、花言葉などの神話や都市伝説を信じない人へ向けて贈りましょう。

中でも黒いアネモネは縁起が悪いと言われていますので(詳細は不明ですが、色と花言葉がマイナスのイメージをもたらしていると考えられます)プレゼントする際は(贈る相手が珍しい花好きなら構いませんが)気をつけましょう。

アネモネの花言葉が怖いのはギリシャ神話に由来している!

アネモネの怖い花言葉『見放された』『見捨てられた』『薄れゆく希望』の由来は、ギリシャ神話のとある伝説から生まれました。

ギリシャ神話から生まれた花言葉の意味を、信じる信じないは人それぞれですが、ギリシャ神話に興味のある人には、是非これを機に、アネモネの”花”にも興味を持っていただければ幸いです。

花の女神フローラと風の神ゼピュロスの物語

花の女神フローラと風の神ゼピュロスは、かつては仲睦まじくラブラブな夫婦でした。
しかしゼピュロスは、フローラに仕えるニンフのアネモネに一目惚れ。浮気をしてしまったのです。

そのことを知ったフローラは嫉妬に狂い、アネモネを城から追放。
この出来事をきっかけに、ゼピュロスはアネモネとフローラのことを思い、アネモネへの恋心をきっぱり捨てると決めました。

一方で、神殿を追われたアネモネは、花のニンフとしての力を失ってしまい、悲しみに泣き伏せる日々を送っていました。

それを知ったゼピュロスは、未練ながらも可憐なアネモネの姿を完全に忘れ切ることができず、悶々と過ごしていました。
やがては彼女を不憫に思い、花の姿に変えて、彼女を温かく見守ることにしたのです。

このお話より『嫉妬』『はかない恋』などの花言葉が生まれたそうですが、なんだか可哀想なお話ですね。

そもそもが、ゼピュロスが浮気者じゃなければアネモネも幸せに生きられたのに。何とも不憫というか哀れである。

女神アフロディーテと軍人アレスの物語

ある日、アフローディーテの子供であるキューピットの放った矢が、誤ってアフロディーテ本人の胸に刺さったことがきっかけで、この物語は始まります。

胸の傷が癒えるころ、アフロディーテは美少年のアドニスに、既婚ながらも恋心を抱いてしまいます。
それを知った、彼女の夫である軍人アレスは、嫉妬で自身を抑えきれなくなり、遂にはイノシシに変身して、アドニスを殺してしまいます。
その時にアドニスから流れた血が、アネモネの花になったといわれています。

他説では、アドニスの死を知ったアフロディーテ自身が流した涙が、アネモネの花になったとも言われています。
この神話からも『はかない恋』『嫉妬』などの怖い花言葉が生まれています。

どちらの神話も、浮気で始まった悲しい恋がテーマの物語ですね。アネモネの花は相手を浮気者にする力でもあるのか。綺麗なお花だけに怖いですよね。

アネモネは沢山の願いを背負った、希望の花。

つまるところ、アネモネは相手を浮気者にしてしまうような、不吉で怖い花なのか。安心してください。けしてそんなことはありません。

怖い花言葉の発祥地でもあるギリシャやヨーロッパでは、アネモネの花に永遠の命を願う習慣がありますし、キリストの”復活を願う花“と崇めている地域も存在しています。

『あなたを待っています』『期待』『希望』などの明るい花言葉は、この習慣からついたものなのです。けして怖い意味ばかりではありません。

アネモネは、明るい意味も暗い意味も含め、沢山の願いが詰まったお花なのです。

復活と儚さを象徴する花、アネモネ。

花言葉の一部は怖いイメージですが、良い言葉も沢山あるので、アネモネを育てている方は、プラスの気持ちで大切に育てていきましょう。