彼岸花の都市伝説と言い伝えが怖い。不気味な花に込められた秘話

秋の花

彼岸花(ヒガンバナ)といえば墓場に咲く不気味で不吉な花のイメージが根強く残っていますよね。
ですが必ずしも「怖い花」というわけではありません。

今回は彼岸花の都市伝説などの古き言い伝えを交えて、その真意に迫ります。

彼岸花(ヒガンバナ)について

科・属 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名:Lycoris radiata 別名:曼珠沙華(まんじゅしゃげ)など
花色 赤・黄色・白など

彼岸花(ヒガンバナ)の都市伝説と言い伝え

彼岸花といえば赤い炎のような形をしていますが、それが、昔の人々にとって怖い不気味な「火事」を連想する花として広がりました。
例えば「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」という言い伝えがありますが、それも赤い見た目が原因です。

また、彼岸花は花が先に咲いて、あとから葉っぱが伸びるので、昔の人の間では「葉見ず花見ず」と言われ、不気味で不吉な怖い花として恐れられていました。
このことや、彼岸花自身に毒性があることから、別名「死人花」「地獄花」の名がついたと言われています。

彼岸花が墓場に咲く理由


彼岸花の多くが墓場や田んぼに咲いていますが、これも不気味で怖い不吉な花を連想する理由のひとつですよね。
ではなぜ、彼岸花は墓場や田んぼに咲くのか。答えは、昔、そこに集落があったからです。
そこに住む人々は、彼岸花の毒性を利用して、モグラなどの害獣に墓場を荒らされないようにと、彼岸花を植えたそうです。

ですので、彼岸花が咲いているところは、昔はそこに人が住んでいた名残だということが分かりますね。

彼岸花の毒性


彼岸花は花全体に、リコリンやガラタミンなどの約20種にも及ぶ強い毒性をもっています。
特に球根に多く含まれており、うっかり食べてしまうと、30分以内に激しい下痢や嘔吐に見舞われ、最悪の場合は呼吸不全やけいれん、中枢神経麻痺といった深刻な状態に陥ります。

この毒性により、彼岸花といえば怖い花のイメージがより強くなったともいえますね。

彼岸花(ヒガンバナ)は縁起が悪い花なのか?

 

彼岸花には毒性があったり、昔から怖い都市伝説や言い伝えがあったりと、縁起が悪い花の象徴のように思えますが、一方で、派手で綺麗な花なので「プレゼントにしてはどうか?」と考える人も、もしかしたらいるかも知れません。

そこで、彼岸花をプレゼントしても縁起が悪くなったりしないか、調べてみました。

彼岸花の花言葉は怖い?


まず、彼岸花の花言葉をまとめました。彼岸花には次のような意味があります。

悲しい思い出、諦め、また会う日を楽しみに、想うのはあなたひとり

など、いずれも怖い、不気味なイメージがありますよね。
まるで死人花の言い伝えのごとく、お亡くなりになった人が最期に言い残したセリフみたいで怖いですね。
だから「悲しい思い出」なんて不気味な花言葉が生まれたのでしょうか。

彼岸花をプレゼントしても大丈夫か?

いずれにしても、彼岸花が持つ不吉なイメージは、日本中に蔓延しているので、他人にプレゼントするのは避けたほうが無難ですね。

彼岸花には赤色のほかにも黄色や白、ピンクなどがありますが、たとえ色が違えど彼岸花には変わりないので、受け取った人はあまり良い気持ちにはならないでしょう。

彼岸花(ヒガンバナ)の花言葉は怖いけれど本当の意味は怖くない!

先ほどご紹介した通り、彼岸花の花言葉がもつ意味には怖いイメージがつきものですが、一方でこんな意味もあります。
花言葉の「諦め」は、仏教では「悟り」を意味しており、自分の心と真摯に向き合い、真実を明らかにするという捉え方もあり、必ずしも縁起の悪いイメージばかりではありません。

また、彼岸花はサンスクリット語では「天界の花」と言われており「良いことがあると空から彼岸花が降ってくる」などの都市伝説もあります。

さらには別名「曼珠沙華」は仏教では「白く柔らかい花」を意味し「見たものの悪意を払う」なんて都市伝説もあるので、彼岸花を縁起の良い花として祀る風習も少なからずあるようです。

彼岸花の都市伝説は多い。が、どれも信憑性ないのでご安心を!

彼岸花といえば都市伝説も多く、墓場に咲いている不気味で怖い花のイメージが強いですが、田んぼや墓場に生えている理由はモグラなどの害獣から守るためであり、中には「縁起が良い花」と祀る地域も存在しており、必ずしも怖い花、というわけではありません。

彼岸花は炎のように強くたくましく、鮮やかに田んぼや墓場を照らす、いわば「守り神」のような花だったのです。

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